青山、全てはこの地から始まった
卒業生
SPECIAL MESSAGE
基本をしっかり学び、
自分の引き出しを豊かにする。
ファッションの世界で活躍する基盤を
培ってほしい。
クリエイティブディレクター
菊池 武夫
TAKEO KIKUCHI
昭和37年 原のぶ子アカデミー洋裁
(現・青山ファッションカレッジ)卒業
立体裁断のスキルと
自立した姿勢を体得した学生時代
僕は本校創始者である原のぶ子先生から、直接指導を受けました。立体裁断は、原先生がフランスで身につけて日本に広めたもの。教えていただいた「自分のイメージを立体裁断でカタチにして確認する」という技術は、その後ファッションの世界で仕事をしていく上で、僕の基盤になったと思います。美しいシルエットで心地よく体にフィットする服を仕立てる際に欠かせない、「布の地の目を意識する」といった知識も先生から学びました。学校には、体感を通じて学生のクリエイティブな意欲を伸ばそうという雰囲気があり、ファッションショーなどで実際に手を動かしてつくる機会も数多く与えられました。こうした環境の中で、自分から行動を起こしてその結果に責任を持つという、クリエイターとしての自立した姿勢を体得できたと感じます。
人を本当に成長させるのは
「出会いと体験」
現代では、知らないこともインターネットで検索すればすぐに答えが見つかります。そうして得た知識はその場では役立つかもしれないけれど、本当の意味で自分の血肉にはなっていない。成長するためには、やはり人と触れ合い、体験の中から学び取っていくことが欠かせません。ファッションへの憧れや自分のやりたいことを押し出すばかりではなく、まず基本をしっかりと学んで、自分の手でつくる経験を重ねることが大切だと思います。
また学生時代には、ファッションだけでなくアートや映画など、いろいろな分野の作品にも積極的に触れてほしい。それぞれの作品の中でつくり手のどのような気持ちが表現されているのか、何が私たちを引きつけるのかを感じ取り、考える。そうした時間が自分の引き出しを豊かにし、ファッションの世界で活躍する際に大きな財産となることでしょう。
卒業生や在校生が何を想い、
どのようにアイデンティティーを確立していったのか。
株式会社リューズテン matohu パタンナー
鈴木 初菜さん
SUZUKI HATSUNA
ファッションクリエーター科
2024年3月卒業
株式会社サンズサンズキングダム
ambassador:new york ショップ経営
川西 統馬さん
KAWANISHI TOMA
ファッションビジネス科
2013年3月卒業
株式会社サンズサンズキングダム
ambassador:new york ショップ経営
大江 健斗さん
OOE KENTO
ファッションビジネス科
2014年3月卒業
HUMANMADE株式会社 販売職
阿部 真由香さん
ABE MAYUKA
ファッションビジネス科
2022年3月卒業
フリーランススタイリスト
阿部 伊吹さん
ABE IBUKI
スタイリスト・コーディネーター科
2021年3月卒業
東京衣裳株式会社 映像事業部
平野 真悠さん
HIRANO MAYU
スタイリスト・コーディネーター科
2023年3月卒業
ワーゲン株式会社 営業職
日向 梨音さん
HYUGA RION
ファッションテック科
2024年3月卒業